3/14 SMASH.FINAL

2012年03月14日(水)

■3・14『SMASH.FINAL』試合結果(メインイベント)

■メインイベント:The FINAL SMASH Match
TAJIRI&○AKIRA
[25分50秒、ムササビプレス→片エビ固め]
スターバック(FCF)&大原はじめ(FCF)


【試合レポート】
先発はTAJIRIとスターバック。フィンガーロックから胸を合わせる両者。TAJIRIがスターバックをロープに押し込むとクリーンブレイク。ロックアップからスターバックがバックを取ると、フルネルソンからフライングメイヤー。しかし、TAJIRIも切り返してスリーパーで捕らえる。グラウンドで一進一退の攻防が繰り広げられるなか、TAJIRIはSTFへ。スターバックはロープに手を伸ばしてブレイク。ここで両チーム交代。こちらも一進一退の攻防を繰り広げるAKIRA、大原。ロックアップから大原がAKIRAをコーナーに押し込むと和田京平レフェリーが間に入って両者を分ける。


5分経過、大原はレッグロックへ。さらに裏足4の字固めへ移行。さらに足をAKIRAの腕に絡めて後方へとホイップ。大原がグラウンドでAKIRAを攻める展開に。しかし、AKIRAも上を取り返すと自コーナーに大原を引きずり込んでTAJIRIと交代。TAJIRIはフェイスロックへ。大原はTAJIRIの足を取って倒すとレッグロックで応戦。TAJIRIは切り返そうとするも、大原は拷問式ロメロスペシャルに捕らえる。すかさずAKIRAがカット。反撃に転じたいTAJIRIはモンキーフリップで大原を後方へ放り投げると大原の足に攻撃を集める。ここでAKIRAにタッチ。


10分経過、AKIRAは大原の足にストンピングを連打。さらに大原の足にめがけてスライディングキック一閃。大原をコーナーに逆さ吊りにしたAKIRAは、またも大原の足にドロップキックを放つ。防戦一方の大原はAKIRAの突進に対してバックエルボーで迎撃。そしてスターバックにようやくタッチ。スターバックはコーナーからエルボースタンプを投下。さらに大原との連携からAKIRAの後頭部にエルボードロップ。スターバックはコーナーからフィストドロップ落とすと、さらにニードロップも投下させてAKIRAの頭部に攻撃を集める。


スターバックは串刺し式トラースキックからコーナーに登ってカーフブランディングでAKIRAを叩き付ける。フォールにいくもカウント2。さらに大原とのツープラトン攻撃。ここはTAJIRIがカット。大原はブレーンバスターを放つがAKIRAはカウント2で返す。反撃に転じたいAKIRAだが大原はこれを許さず。スターバックにタッチ。AKIRAの首筋にスターバックはエルボーを連打で叩き込む。さらにスターバックはボディスラムからフィストドロップ。


15分経過、スターバックは首4の字固めへ。スターバックはAKIRAをエプロンに寝かせると、リングサイドを走ってAKIRAの即頭部にランニングエルボー。スターバックはロープ越しからブレーンバスターを狙うも着地したAKIRAがフライングラリアット一閃。ここでようやくTAJIRIにタッチ。TAJIRIはミドルキック連打。さらにスターバックの突進をかわしてタランチュラで捕獲。救出に来た大原にもハイキックを炸裂させる。怒涛の攻撃に出たTAJIRIはハンドスプリングエルボー。ここでTAJIRIはバズソーキックを狙うも、これをかわしたスターバックはボディめがけてヘッドバット。するとここで地震が発生。大きめの揺れに場内がざわめくなか、AKIRAはコーナーに駆け上がるとスターバックが下から捕まえる。しかし、AKIRAはスターバックをコーナーから振り落としてミサイルキック一閃。オールドボーイに捕らえる。


20分経過、AKIRAのオールドボーイを逃れることができないスターバックだが、大原がTAJIRIのブロックをかわしてカット。タッチを受けた大原はAKIRAを抱え上げるとカナディアンバックブリーカーの体勢からそのままシットダウン。そしてひさびさとなるムイビエンへ。TAJIRIがカットに入ろうとするとスターバックが阻止。しかし、スターバックのブロックを振り切ったTAJIRIがカット。ならばと大原はフィンランド式フォアアームをAKIRAに叩き込むが、これもTAJIRIがカット。さらにTAJIRIはスターバックにバズソーキックを叩き込む。しかし、ここで大原がTAJIRIのバックを奪ってジャーマン一閃。立ち上がったAKIRAが大原に延髄斬りを叩き込むと、コーナー最上段からムササビプレス。ここがスターバックがカット。そのままスターバックはAKIRAにパイルドライバーを炸裂させる。このアシストを受けた大原がフォールに行くもTAJIRIがカット。


25分経過、大原とAKIRAがヒザをついてエルボー合戦。ここから大原が丸め込むもカウント2。ならばと大原はフォアアームでとどめを刺そうとするが、これはAKIRAが下からキックでブロック。するとここでTAJIRIが大原にニールキック一閃。さらにAKIRAがシャイニング式延髄斬りを叩き込む。そして最後はAKIRAがムササビプレスを投下させ、粘る大原を沈めた。


試合後、TAJIRIが出場選手をリング上に呼び込むと全選手がリングへ。TAJIRIは恩師であるビクター・キニョネスの遺影を手にし、リング中央にアタッシュケースを置くと、チャンピオンベルトを永久に封印することを観客に告げる。そして、TAJIRIはSMASH王座のベルトをアタッシュケースの中へ。朱里もディーバ王座のベルトを中に入れ、TAJIRIがケースのふたを閉めてベルトを封印した。ここでTAJIRIが、「今日で二年間続いたSMASHが、TAJIRIのSMASHが最後になります。今までの二年間、応援していただきまして、ボクたち全員、感謝のかぎりです。本当にありがとうございました」と礼を述べると、選手全員が四方の観客に礼。場内からは「We are SMASH」コールが飛び交うなか、最後にTAJIRIは「TDCでも言いましたけど、こんなことは死ぬまでの途中経過にすぎません。またいつか、みなさんとお会いする日がきっと来るだろうと思います。その日まで元気でいてください。ありがとうございました。SMASH、これで終わります!」と終了宣言をし、SMASHでの二年間の活動に終止符を打ったのであった。

 

【TAJIRI&AKIRAのコメント】
AKIRA なんだろう? なんだかわからないけど、節目として終わったというか、ジーンと来たというのは来たね。俺の中ではいろんなことが起きた団体だったんでね。TAJIRIさんも、大原くんも、スターバックも。と言っても、これからもっといいもん作っていかなきゃいけねえなっていうか、いくぞっていう気持ちになってきました。
あとどれだけできるかわからないけど、TAJIRIさんと一緒に盛り上げていきてえなって。理想のプロレス団体作りたいですね。そこは俺たちだからプロレスを文化として残せるかなって。選ばれた人なんですよ。


TAJIRI そう、文化として残す。そりゃ食っていかなきゃいけないから、そういうことも大切なんでしょうけど、それ以上に文化として残していきたいんですよね。ただ興行の運営を成功させたいとかじゃなくてね。何人も億万長者になった人はいるけど、歴史に残っていないんですよ。残っている人たちは文化として残した人たち。そういう人になりたい。仕込みもないのにそういう言葉が出るのが同志なんでしょうね。


AKIRA そうだね。みんな確実に同じ思いですよ。


──最終興行を終えて、どんな気持ち?


TAJIRI ボクはいつもと変わりありません。人生の途中経過です。終わったことは背中の後ろ。目は前に付いている。見えない。


AKIRA そこの切り替えが凄いんだよね。


──AKIRAさんから理想の団体を作りたいという言葉が上がりましたけど、次のプランは?


TAJIRI それはこういう片手間では言いません。言うときはちゃんとマスコミさん集めて言います。


AKIRA 楽しみですね。


──キニョネスの写真は?


TAJIRI ビクターはここにいますから。


──今日の試合は"Keep wresting classic"というテーマでしたが。


TAJIRI わからないですね。


AKIRA フィンレーの試合のあと、TAJIRIさんは確実にものしているところがあったので、関心していましたけどね。俺もより一層近づきたいなと思います。


TAJIRI フィンレーと闘って思ったのは、捨て技が一個もないんですよ。そこにKeep wrestling classicの謎があるのではないかと。しかし、プロレスってホントに奥深いですね。ボクはAKIRAさんよりキャリアが10年ぐらい少ないんですけど、2回ぐらいわかったと思ったことがあるんですけど。


AKIRA それは誰しもありますよ。30代半ばぐらいでね。


──ベルトを封印したことに関しては?


TAJIRI 何もないです。ええ。やっぱり、偉そうなこと言っている人間が最後の瞬間に気持ちが揺らいだらダメなんですよ。嘘でも何でも。ハッタリだから、泣きたくても泣かない。例えば、フィンレーだって、団体がなくなってもベルトを封印してもなんとも思わなそうじゃないですか? ああならないとダメですよ。

 

【スターバック&大原はじめのコメント】
スターバック 今夜の試合、もっといい形で、特に最後の試合だったので、もっといい形で終われると思った。それが成し遂げられなかったのが残念だ。今晩、大原、私自身、そしてAKIRA、ジャパニーズバズソー・TAJIRIとSMASHのリングで闘えたことを誇りに思うと共に、彼らがSMASHを作り上げてきたことを誇りに思う。
今日は記念すべきリングに立った。戦友たちとリングに立てたことを、そしてTAJIRIがいつか新しい団体を作り上げることを望んでいる。心の底から望んでいる。なぜなら、私は日本が好きだから。


大原 なんかこんなに試合が終わって100パーセントの自分を出した試合っていうのはなかったんじゃないかっていうような、すごい気分がいいです。全部自分が持っているものを出し切って試合をして。結果は負けてしまったけど、なんか負けたっていうよりも悔いがないという気持ちでいっぱいで。逆にTAJIRI、AKIRA、両名に勝てなかったことでこれから先に自分は目標があり、あの人たちを超えたいという欲が出てきました。
このメンバーでこれだけのお客さんの前で試合ができてうれしく思います。またこの4人で試合をしたい。そういう気持ちです。4月からフリーになりますけど、僕自身、プロレスラー、ルチャドールであることは変わりないです。一歩一歩前進していく。そういう前向きな気持ちです。
最後、死力を尽くして闘ったというか、頭の中がグラグラしていて、記憶が飛んでいるというか。自分がしゃべれているか自信がないほどなんですけど、一言で言えば悔いなし。前進あるのみ。そういう気持ちです。


スターバック 終わりに一言言いたい。SMASHありがとう。TAJIRIに日本で試合をさせてもらうドアを開けてくれたことに感謝している。日本はプロレスの国として最高の国。ナンバーワンだ。ホントに誇りに思っている。

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